高齢者の便秘、その種類・原因と改善方法

便秘で悩むのは若い女性だけではありません。

 

高齢者に多くなる便秘の原因や種類についてご紹介します。

 

対策方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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便秘は高齢になるほど注意!頻度が増える理由

便秘の悩みは、男女共通のものです。

 

若い女性に多いイメージを持つ方が多いかもしれません。

 

しかし、厚生労働省による発表では、男性の便秘も60代前後から急激に増加していることが分かっています。

 

50代までは徐々に増加していた便秘に悩む男性の数が、60代でほぼ2倍にまで増加。

 

80歳以上になると12万人を超え、50代の10倍近い数になります。

 

高齢者の便秘が起こりやすくなる理由は、身体機能の低下があげられます。

 

たとえば加齢とともに衰える筋力が便通に影響していることは珍しくありません。

 

全身の筋肉の中で便通に最も影響しているのは、歩行や上半身の姿勢維持に重要な役割を持つ腸腰筋です。

 

腰椎から大腿骨につながっている筋肉の総称で、歩行などの他に腸の動きもサポートしています。

 

この腸腰筋が衰えると、姿勢や骨盤の位置、内蔵の位置にも不具合が出てぽっこりお腹や猫背になります。

 

この外見にも内蔵にも影響を及ぼす腸腰筋の衰えが、全身の筋力が低下する中高齢者に増加する便秘の原因のひとつです。

 

ただし、腸腰筋の衰えはあくまで原因のひとつ。筋力低下は生活習慣や運動量などにより、若い男女にも起こるものです。

 

ここでは、筋力以外にもあげられている高齢者の便秘の原因もあわせてご紹介します。

 

高齢者がなりやすい便秘とは?種類と原因で見分ける

 

高齢者に便秘を引き起こす原因は、筋力低下だけではありません。

 

食生活や妊娠など複数の原因が存在する女性の便秘のように、その他の理由も考えられます。

 

高齢者がなりやすい便秘の種類と、その原因ごとに詳しく解説します。

 

弛緩性便秘とは

弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)は、高齢者の便秘の原因で多くあげられるものです。

 

  • 腸のぜん動の低下
  • 体温の低下
  • 食事量の減少
  • 水分や食物繊維の摂取量が不十分
  • 便意を我慢するクセ

 

弛緩性便秘になる理由は複数あります。腸腰筋や腹筋など、腸のぜん動を促してくれる筋肉の低下をはじめとした、身体機能そのものが原因になることも。

 

体温の低下も腸のぜん動を低下させます。そのため冬はとくに便秘になりやすいのです。

 

仮に排便を促すのに十分な筋力や腸のぜん動があっても便秘になる人がいます。

 

そのような方は食事内容を見直してみましょう。

 

高齢者になると歯を失ったり入れ歯を使ったりするため、食事の楽しみが軽減します。

 

自然と食事量や食事の回数が減るようになり、排便しようにも便がそれほど溜まっていないというケースもあるのです。

 

食事内容もチェックすべき点です。汗をあまりかかないから、と水分をあまりとらなかったり、好きなものばかり食べて食物繊維のある食べ物を避けたりしている方は要注意。

 

一見きちんとした量を食べているように見えても、肝心の排便に必要なものが足りていないかもしれません。

 

日本内科学会は、3日以上排便がない状態の他、排便があってもまだ残っているような感覚があるような状態も便秘の一種としています。

 

「少しでも出たから便秘解消」とは言えないのです。

 

十分な量をしっかり排泄できているかどうかが重要です。

 

そのためにも必要な水分や食物繊維は意識して摂取しましょう。

 

他には、便意を日常的に我慢してしまうクセのある方は、そのクセが便秘の原因となっているかもしれません。

 

便のほとんどは水でできているにもかかわらず、腸内では便の水分が吸収されていきます。

 

便意を我慢して腸内に便を留まらせておくと、腸に段々と水分が奪われ、カチカチで排便しにくい便になります。

 

カチカチの便を無理に排出しようとすると肛門が切れたりイボができたりして痔にもなり、さらに排便が面倒なものとなってしまいます。

 

繰り返すと、通常は腸が便に圧迫されて起こる便意自体を感じなくなる危険もあります。

 

重症化すると腸閉塞に発展する可能性があるため、便意を我慢するクセのある方は意識してそのクセを直すようにしましょう。

 

このように、弛緩性便秘は積もり積もった生活習慣やクセが原因の、誰もがなり得るものです。

 

薬剤性便秘とは

薬剤性便秘は、生活習慣に関係なく起こる、薬の副作用が原因の便秘です。

 

高齢者は筋力だけではなく、免疫力など体を健康に保つための機能が低下します。

 

そのため薬を飲む機会が増え、副作用を引き起こすリスクも高くなってきます。

 

薬剤性便秘の原因としてあげられることの多い薬は、次のようなものがあります。

 

  • 抗コリン作用剤
  • 制酸剤
  • モルヒネ
  • カルシウム剤

 

抗コリン作用剤は、パーキンソン病に用いられたり、抗うつ剤として使用したりすることのある薬です。

 

胃腸薬、総合感冒薬、鼻炎薬などに含まれるケースもあるため、パーキンソン病などの症状がない方も要注意な薬です。

 

副作用は便秘の他に吐き気や口の渇き、食欲不振などがあげられます。

 

また、胃腸薬の場合は成分が胃酸と交じることで腸の動きを抑制する成分へ変わるのも便秘になりやすい理由です。

 

とくに腎臓が弱っている方はそれらの成分の排泄がスムーズに行われないため、便秘を引き起こしやすくなります。

 

便秘の他、胃酸で変化した成分により下痢の症状が出る人もいます。

 

モルヒネは鎮痛剤として用いられることがあります。

 

モルヒネはオイオイド鎮痛薬と分類される鎮痛薬の一種ですが、この系統の鎮痛薬は小腸の動きを抑制する副作用が確認されています。

 

そのため、通常は下剤を併用するなど便秘が起こらないための対策が行われます。

 

カルシウム剤はカルシウム不足傾向にある現代人にとって手軽にカルシウムを摂取できるアイテムですが、過剰摂取にならないよう注意しなくてはなりません。

 

便秘だけではなく胸やけになったり、血液中のカルシウムが多くなったりします。

 

カルシウムは不足しても過剰になっても体の不調につながります。

 

医師の処方がなくても購入できますが、便秘を避けるためにも医師に相談してカルシウム剤の利用をするかどうか判断しましょう。

 

薬による副作用で便秘が起こる、というと特別な薬を処方されている人だけに起こることだと思うかもしれません。

 

実際は胃腸薬やカルシウム剤など、市販薬の中にも便秘につながる可能性のある成分が含まれています。

 

処方薬にしろ市販薬にしろ、副作用による便秘が起こる可能性はあるのです。

 

日常的になんらかの薬を服用している方は、薬剤性便秘の可能性も疑ってみてください。

 

高齢者におすすめの便秘解消法


便秘の原因は複数ありますが、その中でも高齢者に多い弛緩性便秘や薬剤性便秘は、日常生活の中である程度予防できます。

 

これらの便秘予防に効果が期待でき、かつ高齢者でも無理なくできる便秘解消法についてまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

 

生活習慣の見直しは便秘解消にも役立つ

高齢者の便秘は薬の副作用や病気によるものを除くと、生活習慣や食生活を見直すことで予防可能なものばかりです。

 

薬の服用など心当たりがない方は、まず生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

 

  • 筋力低下
  • 知覚神経の低下
  • 腸の機能低下

 

ポイントは、この各身体機能の低下をゆるやかにすること。

 

加齢とともにどうしても低下するものなので、無理に低下そのものを止める必要はありません。

 

あくまでゆるやかな低下に留めることを意識すると、無理な対策をとらないようになるため、続けやすいメリットもあります。

 

たとえば筋力低下をゆるやかなものにするには、毎日続けられる程度の軽い運動で十分です。

 

確かにしっかり鍛えたほうが筋力アップにつながり、より健康的になりますが、その分トレーニングがキツくなってしまいます。

 

無理なトレーニングは段々と続けられなくなる上、怪我のリスクも高まります。

 

足を意識的に高く上げて一歩一歩進むウォーキングや、軽く全身を動かせるラジオ体操、緊張した筋肉をじっくりほぐすストレッチなどがおすすめです。

 

ちなみに近年人気のヨガは、弛緩性便秘の原因のひとつ、腸腰筋に効果的です。

 

知覚神経や腸の機能低下で身近にできるものは、たとえば便意を我慢しすぎないこと。

 

高齢者の悩み尿もれなどを予防するには、多少我慢して筋肉を使うことが大切だと言いますが、我慢のしすぎは良くありません。

 

腸がマヒして便意を起こしにくくなるため、我慢するクセができている方は意識して我慢しすぎないようにしましょう。

 

排便時の体勢も意識してみてください。便はS字結腸を通って直腸(肛門につながる部分)に運ばれますが、超機能や周辺の筋力が低下しているとうまく排泄できないことがあります。

 

もともとS字結腸と直腸はまっすぐつながっておらず、曲がり角のようになっています。

 

和式トイレで排泄する体勢のように前かがみの状態になることで曲がり角はゆるやかになり、便が直腸へ出やすくなります。

 

近年は洋式トイレが普及し、和式トイレほど体を曲げて排泄する機会が減りました。

 

そのため、高齢者の低下した超機能や筋力ではS字結腸から直腸への曲がり角を通過できず、便が溜まりやすくなるのです。

 

和式トイレほどは無理でも、洋式トイレでの排便時は前かがみになる体勢を意識してください。

 

有名なロダンの「考える人」のポーズを真似するイメージです。

 

この他、基本的な身体機能に重要となる十分な睡眠、保温(体を冷やさない)、食事も見直してみてください。

 

朝食の後など、排便のタイミングそのものを習慣化するのも良いでしょう。

 

オリゴ糖とビフィズス菌の有効活用で体に負担のない対策

便秘解消のために、腸内環境を整えておつうじを習慣化させることも大切です。

 

腸内環境を整える身近なものといえば、オリゴ糖や乳酸菌、ビフィズス菌です。

 

乳酸菌やビフィズス菌の入ったヨーグルトなどを食べているのに、なかなか便秘が解消されないと感じる方もいるのではないでしょうか。

 

その理由は、取り入れた乳酸菌やビフィズス菌が住みやすい腸内環境ではないからです。

 

乳酸菌は漬物やヨーグルトなど食べ物で手軽に摂取できますが、腸内にずっといるわけではありません。しかし、どんどん減っていけば、それに比例して悪玉菌が増えていきます。

 

そこで乳酸菌やビフィズス菌を定期的に摂取したり、数を増やしたりする必要があるのです。

 

乳酸菌を増やす方法のひとつが、オリゴ糖の摂取です。

 

オリゴ糖は乳酸菌のエサになり数を増やす手助けをしてくれますが、悪玉菌のエサにはなりません。

 

乳酸菌は悪玉菌の増殖を抑えるものや、ビフィズス菌の増速をサポートするものがあり、ビフィズス菌を増やすための鍵にもなります。

 

ビフィズス菌は乳酸や酢酸を作る菌で、腸内環境のバランスを整えるのに欠かせない存在です。

 

乳酸菌のようにどこにでも存在するわけではなく、もともと人間の大腸にいます。

 

増やすにはビフィズス菌入りヨーグルトなどを食べるか、乳酸菌のはたらきを活発化させてビフィズス菌の増殖を促す方法があります。

 

乳酸菌とビフィズス菌を増やすことは、腸内環境から全身の健康状態を改善することにもつながります。

 

腸内に悪玉菌が多ければ有毒ガスが多く発生し、腸壁から吸収されて血管を通り、全身に毒素が運ばれるためです。

 

毒素を発生する悪玉菌を減らしてくれる乳酸菌や、乳酸菌によって増殖するビフィズス菌。これらを増やすためにも、オリゴ糖を食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

乳酸菌が体内のビフィズス菌を増やすサポートしてくれるのを待っていられない、という方は、ビフィズス菌も体外から摂取してみましょう。

 

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それでも改善されない場合は? 便秘薬の正しい使い方

生活習慣や食事を改善してみても、便秘解消の気配がないようなら、便秘薬に頼ってみる手もあり。

 

ただし、間違った使い方をすると便秘が悪化してしまう諸刃の剣でもあります。

 

便秘薬を選ぶ際、そして使用する際は正しい選び方と使い方を心がけてください。

 

簡単な目安として、腸のぜんどう運動を促す作用のものかどうか、で判断すると良いでしょう。

 

人工的に腸のぜんどう運動を促すことを繰り返すと、やがて自力で腸がぜんどう運動をしなくなり、便秘が悪化してしまう危険があります。

 

また、けして常用しないことが大切です。

 

少し便秘になった程度で薬に頼る習慣をつけてしまうと、薬の刺激を常に必要とする体質になってしまいます。

 

まとめ

高齢者になると、男女問わず便秘で悩む人が増加します。

 

生活習慣や食生活、体の衰えが原因のものもあれば、処方された薬の副作用が関係しているものもあります。

 

食生活などを見直して、体の代謝に良い食事、良い生活を送りましょう。

 

安易に便秘薬に頼るよりも、オリゴ糖や乳酸菌など、自力で便秘解消できるものからはじめてみるのがおすすめです。

 

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